タヌキ猫です。
2023年9月14日から9月20日までのJL006便(羽田発ニューヨーク行き)は
サステナブル・チャレンジフライト として運航します。
サステナブル・チャレンジフライト とはなんぞや? と申しますと
CO2排出量削減 / 限られた資源の有効利用 を目的とした
チャレンジフライトとなります。
具体的に挙げますと
SAF(持続可能な航空燃料)の活用
獣脂からできたSAFを、全燃料搭載量の約11%を使用しています。
日本で初めて、輸入したニートSAF(純粋な混じりけのないSAF)を
日本国内でジェット燃料に混合し飛行機に使用
カーボンクレジットの活用
CORSIA*のパイロットフェーズにおいて有効なクレジットを使用し
SAFや運航の取り組みとあわせてカーボンニュートラルを目指す
*CORSIA (Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)
国際線において2019年のCO2排出量の基準値(ベースライン)
超過分に対して排出権の購入などを義務づける制度
JALのWebサイトでは、航空券の予約、購入をはじめ
運航スケジュール照会、空席照会、運賃案内など
お客様の空の旅をサポートしております。
JAL海外ダイナミックパッケージ(航空券+宿泊)
(購入/予約/検索にご利用ください)
使い捨てプラスチックの削減
カトラリー、スリッパ、ヘッドホン、リラクシングウェアの包材を再生プラスチックに変更。
スリッパはプラスチック製から植物繊維の麻(ジュート)を使用したもの
歯ブラシは、柄の部分をプラスチック製から竹製へ変更したものを使用
マットレスには使用済みのマットレスを水平リサイクルした「エアファイバー」を使用
アップサイクル
エシカル・スピリッツによる、JAL オリジナルのクラフトジン「Re FLY(リフライ)」を提供
JAL ラウンジで使⽤したコーヒーのかすを再利用し、香りづけを行います。
上記 JAL発表を引用させて頂きまして一部抜粋としました。
日本の航空業界としては JAL/ANAともに共同で
SAF(持続可能な航空燃料)の安定供給に向けた取り組みを実施しているところですが
欧米に比べるとどうしても立ち遅れているところですよね。
少し前は 藻を活用したバイオ燃料というのが注目されましたが
こちらの実用化がみえないところをみると かなり厳しいんでしょうね
欧米では この SAFを活用した航空燃料でなければ飛行ができなくなる
将来が遠からずやってきます。
日本の航空業界においてはこの実用化をしっかりと道筋をつける
またそれに対応した空港づくりもしていかなければなりません。
機内における取組は軽微なものかもしれませんが
これが塵も積もれば山となるんだと思います。
なかなか日本の航空会社ではこういった取り組みがパラパラはあるものの
ガツンと今回やってみるというのは大きな評価かと思います。
こういった取り組みが今後広がっていくといいですね。
今回は JALが期間限定で実施予定の サステナブル・チャレンジフライト
について書いてみました。
タヌキ猫でした。