タヌキ猫です。
JALグループ 2027年3月期 第2四半期連結業績 が発表されました。4-9月期における インバウンド(訪日外国人)の爆発的な増加 国際線における「日本発のビジネス需要」の着実な回復 などにより 本業で得られた収入(売上高)は、2012年に再上場して以来、4〜9月期としては過去最高を記録しています。
手元に残る利益(純利益)が前年同期に比べて42%も減ってしまった理由としては 燃油費(燃料代)の高騰 ジェット燃料の価格が上がったことが最大の原因です。さらに、記録的な「円安」がこれに追い打ちをかけました。燃料は米ドルで買い付けるため、円安になればなるほど、日本円で支払う燃料代は跳ね上がってしまいます。
世界的なインフレに伴い、航空機の整備費用や、人手不足を解消するための人件費などが膨らみによるコスト増も抱えており 今回のような 再上場後最高収益なるも 純利益42%減 という状況となりました。
今回の発表で大変注目を集めましたのは 鳥取三津子社長発言 による 国内線は非常に厳しい という率直な危機感の表明かと思います。以前にも同じような発言をされて注目を集めたところですが、コスト高に対して、国内線の利益率がほぼトントン(収支均衡)に近い状態まで追い込まれている状況をどう打破していくかですよね
フジドリームエアラインズ(FDA)などの地域航空会社(中堅航空会社)との「必要な関係強化」に含みを持たせ、効率化を図る姿勢を示し コストを吸収するため、JALは今後も国内線の運賃を継続的に引き上げていく方針を強くにじませました。
直近の国内線の旅客単価は前年比で8.2%(約1,300円)上がっていますが、それでも足りない状況です。会見では、国内線で10%程度の利益率を確保するためには、さらに1割程度の運賃引き上げが必要とのイメージが共有されました。旅行者にとっては少し耳の痛い話ではありますが 率直に現在 JALがおかれている状況を社長自ら説明してくださったことは 共感できるところかと思います。
燃油高や円安、中東情勢の悪化といった 飛行機を飛ばす本業への大打撃 があった中、社長が強調したのがマイルや金融などの 非航空事業の成長です。マリオット・インターナショナル との戦略的提携を発表して話題になったのは記憶に新しいところかと思います。
ANAは、中堅の AIRDO ソラシドエア を傘下に持つ持株会社を完全子会社化する方針を発表しました。この2社が持つ羽田の発着枠(計49枠)をANAグループに取り込めば、合計枠数で一気にJALを追い抜きますが 大手が中堅を吸収合併する際、市場の独占を防ぐために発着枠の一部を国に返上(回収)しなければならない条項があり 最大10%(約5枠)程度が国に回収される見込みとなりますが JALが今のところ これを積極的には取りに行かず 路線維持を主とする発言をしています。
羽田の発着枠は 1枠で年間20億円の売り上げを生む とされる超ドル箱 であるのですが JALも今 そこに踏み込めずにいるこの状況をみると どれだけ 今 苦しい立場におかれているかが分かるかと思います。かつては 発着枠をめぐって JAL/ANA あの手この手と 当ブログでも 羽田発着枠を巡る攻防戦を書いてきたところですが、今回は少し違った状況になっていますよね。
羽田=小松線など 北陸新幹線開業以来 厳しい状況下においても JTA運航などやり繰りをしてきましたが、とうとう減便対応となりました。また 羽田=岡山線など ANAとの協業を図る取り組みも始まっています。とかくイベントリスクに弱い航空業界ではありますが 地方路線の維持はJALの絶対的な使命 と 経営破綻時のあの 苦い教訓を踏まえて この厳しい状況下を乗り越えようと必死に動かれています。
JALファンとして これからも JAL/日本航空を応援したいですし、どうぞ当ブログをご覧の 多くのJALファンのみなさま ぜひ JAL/日本航空の翼をご利用頂くべく 宜しくお願いしたいと思います。タヌキ猫も なにかしら理由をつけて JALで飛びましょうかね。
今回は JALより発表のございました JALグループ 2027年3月期 第2四半期連結業績 に 鳥取三津子社長発言を合わせまして 記事にしてみました。
タヌキ猫でした。
