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原発対応に追われる各国・航空会社

タヌキ猫です。

11日に発生した大地震から、12日ほど経ちました。
タヌキ猫の周りでも、東北出身者が多く、一週間経って、
やっと連絡がとれたいう人もおり、ホッとするニュースでもありました。

さて、しばし、自粛していたブログも再開をしていきたいと思います。
関東でも、余震が続き、なかなか落ち着かない日々が続いています。
日が経つにつれ、浦安などの液状化現象のニュースが出てきたり、
地震直後のディズニーランドの映像が出てきたりと、
よく映像を撮っていた人がいたな~と感心していますが

問題は、原発問題です

関東に住んでいる人は、みな感じていますが、原発を含む発電所の停止により
計画停電や電車の運行ダイヤに大きな影響が出ています。
また、このごろでは、野菜から放射能物質が出たり、
水からと心配の種がどんどんと増えてきていますが。

外国では、それ以上に厳しい目で日本を見ているようです。
日本では、放射能漏れした福島第一原発から20kmを非難地域と設定していますが
米国をはじめ、英・オーストラリア・ニュージーランド・韓国が
80km圏内からの退避勧告を出しているのを始め、スペインに至っては
120km圏内からの退避勧告を出しているほどです。

この退避勧告の数字に何か根拠があるのかは、よくわかりませんが、
東京においても、大使館機能を関西圏に移転する国もあります。
また、今はだいぶ落ち着いたようですが、各国がチャーター機を出して
自国民の避難させたりと、様々な対応をしています。

仙台空港は米軍の支援により民間機の離着陸までは及ばないものの
緊急支援物資を積んだ自衛隊機などの離発着が可能になり、
また自衛隊松島基地も使えるようになったということです。

仙台空港の民間機離発着が可能になるのは、早くて秋以降とのことです。
その影響で仙台空港を結ぶ各路線は運休していますが、
国内航空会社では、JALが、山形・花巻空港を中心に臨時便を出し
ANAは福島空港、スカイマークは茨城空港へとそれぞれ臨時便を出しており
JALでは、福岡・新千歳便といったドル箱路線の機材を減らしてで
臨時便の機材大型化に取り組んでいます。

国際線に至っても、JAL / ANA ともに路線の維持をしており、大変頭の下がる思いでいます。
さて、成田・羽田に就航している海外航空会社はどうなっているでしょうか?
やはり、福島の原発問題が大変、重大視されており、機材のダウンサイジングや減便を行っています。

アシアナ航空は福島・茨城空港便を運休し、春秋航空も運休とのこと。
欧州においては、ロシアのチェルノブイリ・アメリカにおいては
スリーマイルの原発事故が連想されているのでしょう。

欧米便で目立った動きがありますので、少し書いてみたいと思います。
エールフランス成田便は、A380をダウンサイジングし、B777-300ERにして運航
しかも乗務員交代のために、仁川経由だそうで。

ブリティッシュエアウエイズは、2月に就航したばかりの羽田便を成田に振り向け
香港経由にしたり、今後は仁川経由にするとのこと。

KLMオランダ航空は、関空経由。カンタス航空のシドニー便パース便共に、香港経由
ジェットスター航空はケアンズ便・ゴールドコースト便共に関空経由。

フィンエアーは中部経由。アリタリアは関空へ行き先変更。ルフトハンザに至っては
成田まで行かずに、関空や中部どまりになるなど、混乱が続いています。
24日からは仁川経由で成田便を復活するそうです。

オーストリア航空が北京経由、カタール航空のドーハ行きが関空経由
エアカナダは関空経由を取りやめるとのことで成田直行便から経由便で
乗務員の関東滞在をなくす対策をしていた航空会社が
徐々に関東に戻ってくる兆候も見えてきましたが…

マカオ航空では4月から成田便を運休、
デルタ航空は羽田からのデトロイト線・ロサンゼルス線を運休と
まだまだ地震前の運航ダイヤには程遠い状況にあります。

また、海外に行った先でも、台北・タイ・ミャンマー・中国・インドなどでは、
放射能検査が実施されているとのことで、未だに終息する気配が見えていません。

以上に挙げた各航空会社等の対応は23日現在であり、
今後、改善がみられるとは思いますが、利用される方は最新の情報を得られますように

タヌキ猫でした。



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