タヌキ猫です。
イタリアのフラッグキャリア「アリタリア航空」が
2017年05月02日(現地時間)自主再建を断念し、イタリア政府に
特別管理(extraordinary administration)を申請しました。
なんでも、エティハド航空などからの20億ユーロの資金調達条件として
従業員削減案を労働組合は了承したものの、従業員は反対ということで
今回の結果となった模様です。
アリタリア航空といえば2008年にも経営破綻をしており、
当時も出資先などを探すのに、揺れに揺れ「1ユーロでもいいから買ってくれ」
みたいな話を聞いた覚えがあります。
最も、今回のニュースで驚いたのはエティハド航空が49%も株式を保有している
ことなんですが・・・(汗)
JALのWebサイトでは、航空券の予約、購入をはじめ
運航スケジュール照会、空席照会、運賃案内など
お客様の空の旅をサポートしております。
JAL海外ダイナミックパッケージ(航空券+宿泊)
(購入/予約/検索にご利用ください)
アリタリア航空は2008年の経営破綻後、機体の新デザインを発表したり
制服なども刷新しました。
しかし、LCCの台頭・高速鉄道との競争に赤字経営が続き
今回の行き詰まりとなったそうです。
タヌキ猫も一度は「イタリア」に行ってみたいと思っていまして
イタリアに旅行される方にどこのエアラインを使っているの?
って聞くと・・・ルフトハンザとのお答えが・・・(汗)
アリタリアは使わないの?と聞くとイタリア人でも使いたくないって
言ってるわよ・・・との答えが・・・え~そんなにアリタリアって
評判悪いのかしら?と思っちゃいますが、確かにタヌキ猫が聞くイメージは
良くないんですよね。
ヨーロッパでは、既にLCCや高速鉄道との競争激化により
一つの国に一つのフラッグキャリアが存在する形は崩壊し
ルフトハンザなどのように連合を組むケースが増えていますよね。
今回の経営破綻は従業員による反対という面が強いですが、
自ら自分の首を切る案に賛成することもないでしょうから・・・
このあたりがイタリアの難しいところでしょうかね。
アリタリア航空プレスリリース発表によれば・・・
アリタリア‐イタリア航空より改めてご案内いたします。
全てのフライトは通常通り運航されており、今後もスケジュール通りです。
航空券はホームページ(Alitalia.com)、コールセンター、
ならびに旅行会社などにて通常通りご購入いただけます。
ミッレミリアプログラムを利用してのマイルの加算や特典
との交換もこれまで通りです。
としていますが、イタリア政府から運航の現状維持のため6億ユーロの
つなぎ融資がありますが、どこまで支援を継続していくのか
アリタリアがイタリアのフラッグキャリアとして存続していくのかも
注目されるところですね。
タヌキ猫でした。