タヌキ猫です。
2016年07月20日 米国運輸省より羽田空港米国線における
発着枠 (昼時間帯5枠+深夜早朝時間帯1枠)の配分が発表されたことを受け、
タヌキ猫のブログでも、日本側配分を含めましてどのようになったかを書きたいと思います。
デルタ航空による発着枠配分に対する圧力が大きな反響を呼んでいた
今回の配分についてどんな結果となりましたでしょうか
まずは、日本側 (昼時間帯5枠+深夜早朝時間帯1枠)です。
JAL 昼時間帯 2枠
・サンフランシスコ線
・ホノルル線
2路線は、深夜早朝時間帯にて、運航していた路線を
昼時間帯にスライドさせてきた形となります。
ANA 昼時間帯 3枠 + 深夜早朝時間帯 1枠
・ニューヨーク線
・シカゴ線
いずれも、成田発着便を羽田へ移管した形となります。
・ロサンゼルス線
・ホノルル線
今まで確保していた発着枠はそのままに、
フライトスケジュールの変更を実施します。
続いて米国側(昼時間帯5枠+深夜早朝時間帯1枠)を見てみたいと思います。
アメリカン航空(1枠)
・ロサンゼルス線 / 深夜早朝時間帯からの移動
デルタ航空(2枠)
・ロサンゼルス線 / 深夜早朝時間帯からの移動
・ミネアポリス線
ハワイアン航空(2枠 / 昼時間帯枠1+深夜早朝枠1)
・ホノルル線(昼時間帯ディリー運航・深夜早朝時間帯からの移動)
・ホノルル・コナ線(ホノルル週4便・コナ週3便)
ユナイテッド航空(1枠 / 深夜早朝時間帯からの移動)
・サンフランシスコ線
となりました。羽田空港国際線の発着枠を巡る米国枠はデルタ航空の
外圧ともいうべき強行姿勢に空転する期間が長かったですが、
結果的には、デルタ航空が2枠獲得するに至りましたが
デトロイト・シアトル線といった過去に減便・運休をした教訓をうけて
枠所有権停止の権限・バックアップキャリアとして不測の事態が起きた場合は
2年間に限ってアメリカン航空・ダラス線を認めるというデルタ航空に対する
釘を刺すことも忘れていませんでしたね。
日本側としては、既にタヌキ猫のブログでも何度も書いたことであり
ある意味、喪失感がありますので、あえて書きませんが、米国側に目を向けると
ハワイアン航空 うまいことやったなぁ~なんてタヌキ猫は思っちゃいます。
深夜早朝時間帯枠の要望がハワイアン航空のみということですんなりと
決まった感がありますが、コナ線に日本から直行便というと、
JALの地点撤退以来でしょうかねぇ。
ただ、ここんところの航空機事故をみると、ハワイアン航空が
突出しているようにタヌキ猫は感じていますので、急拡大が裏目に
出なければいいけど と思っています。
来年には、ハワイアン航空へ搭乗する予定というのもあるのですが。
(ホノルル=コナ線ですが)
各エアラインの就航・運航スケジュール変更は当該航空会社にて
ご確認していただくにしても。
来年(2017年)の夏スケジュール以降、JALがどう打って出るのか
もしくは、打って出る機会があるのかどうかも含めまして
今後のスケジュール動向が楽しみですね。
ようやっと、これにて羽田空港国際線発着枠をめぐる問題も
一つの区切りをみたところでしょうか。
今後、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えて
さらなる発着枠拡大が羽田空港を中心に実施されることと思いますので、
また、その際はタヌキ猫のブログでも書けたらなと思います。
タヌキ猫でした。