タヌキ猫です。
成田空港にてかつて日本航空が使用していました
整備用ハンガーにデルタ航空が複数契約した内容は以前にも
ご紹介しましたが このほど、撮影する機会がありましたので、
まとめて記事にしたいと思います。
撮影日:2015年01月12日
2014年12月01日より、整備用ハンガー
「成田テクニカルオペレーションセンター」開設となりました。
よーく、格納庫内を見ると、大きな星条旗が掲げられているのが
お分かりかと思います。
また、格納庫内にはB747-400が入っていますね♪
今回の開設により、分散していた事務所を一元化することにより
効率化を図るものと思われます。
デルタ航空 2017年までにB747-400 完全退役へ
ということで、成田でも、徐々に減りつつありますが、
やはり、米国エアラインというと、B747のイメージが強いですよね。
アメリカの航空会社が、成田空港にて格納庫を保有するのは
初めてとなり、太平洋路線にて展開する
747-400、777、767、757、A330の定期整備作業が可能となります。
他社の整備も請け負うとのことですが、続きからは「デルタ航空の戦略」
について、ちょっとタヌキ猫なりに書いてみたいと思います。
デルタ航空 拠点を成田から羽田へシフトか ということで
「羽田発着枠拡大に伴う米国枠」 の行方ですね。
米国路線だけ、発着枠が確定できずに、アメリカン・ユナイテッド・デルタ
による陣取り合戦が未だに繰り広げられています。
羽田では、デルタ航空の羽田-シアトル線の便数削減に端を発した
アメリカン航空・ハワイアン航空との発着枠再配分問題まで発展しており、
いったい、いつになったら決着をみるのか と思っている方も少なくないかと思います。
デルタ航空 成田-北京線 運休へ ということで、
以遠権を活用した成田発着のアジア路線は
2009年には12路線ありましたが2015年現在、5路線までに縮小しています。
成田に、テクニカルセンターを開設したにも関わらず、
成田発着路線での縮小が目立っているのが大変気になるところですね。
成田から羽田へシフトする計画から、既に、日本から中国などへ
シフトしつつあるのか と思わせる内容に どのような戦略を描いているのか
素人ながら、首を傾げてしまいます。
その一方で、先のヴァージンアトランティック撤退の件についても、
大西洋路線にて、デルタ航空との強化策が講じられており、
今後、どのような展開を日本市場でやっていくのか興味がありますね。
なかなか、羽田発着枠再配分では芳しくない評が流れているだけに、
これ以上のゴネ得はノースウエスト航空時代から培ってきた信頼に
ヒビを入れかねないのではないかと思います。
今後もデルタ航空の出方に注視したいと思います。
タヌキ猫でした。