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JAL 運航乗務員による 飲酒大幅遅延 事案

タヌキ猫です。

今回は 2025年8月28日(現地時間)に発生しました
JL793便[ホノルル発名古屋行き]乗務予定だった 運航乗務員による飲酒によって
大幅遅延が生じた事案について 2025年9月4日 日本航空発表の資料を基に
記事に起こしてみたいと思います。

JALが定めている滞在先での禁酒に違反
ビール(度数9.5% 568ml)3本を摂取

当該機長はホテルを出発する前の自発的な検査
(=正式なアルコール検査プロセスの前のもの)においてアルコールが検知されたため
前日に飲酒を行った旨を会社に対して自ら報告

滞在先での禁酒に違反している事実に鑑み乗務不可と判断

交代要員の確保に時間を要し、当該便ならびに後続便の合計3便にわたって遅延が発生
最大18時間の遅延が発生となりました。概要はご覧のとおりです。

またか… と思われてしまうのが、ホント 一日本航空ファンとしてもつらいところ
改ざんを行っていたという悪質性もあり、当該機長は解雇となるそうです。

JALでは、パイロットのアルコール検査を、自主検査も含めると4段階実施
1回目はアルコール検査器を会社のシステムには接続せずに「オフライン」で実施
2回目 自宅やステイ先のホテルで行う「出社前検査」
3回目 出発空港などに到着後、正式な検査前に実施する「事前検査」
4回目 国交省航空局が定めている「乗務前検査」となります。

こんなにも実施して乗務するというのも大変なところではございますが
安全第一を掲げる以上は当然のことであり、折しも今年は 123便墜落事故から40年
当時の社内の状況を知る世代 (男性機長(64))なんだそうで…
なんとも悲しいところですが、今後どのように対策を打つかですよね。

会社として アルコールに関する要注意者 として把握はできていたものの
今回の事象が発生するまで手を打てなかったのは残念ですよね。
どこの組織においても言えることですが、要注意と分かっていても
事が起こらなければ 手を打てないジレンマ というのはこの歳になって感じるところ
(↑ タヌキ猫も これはという事案 会社でありますからね)

さりとて ボルト一本の緩みでさえも重大事案に繋がる航空業界において
今後どうしていくかですよね。

日本航空では 飲酒リスクの高い乗務員の選定基準を見直し
過去の飲酒事案や勤怠などに加え、肝機能を示す数値「γ-GTP(ガンマ-GTP)」
も判断材料に加えるとしました。一程度の基準超えた人物は乗務できないよう
対策を打つということで 該当者が4名 自宅待機扱いとしたそうです。
(上記まで Aviation Wire様 他 記事を引用しています)

高リスクな運航乗務員への事前対策ができたという点では良かったと感じますが
個人的には 一概に 滞在先での禁酒 というのは どうかなと思っています。
もちろん、これだけ違反が続き 国土交通省からの通達もあるところですが
最大18時間もの遅延を発生した点については 他に改善点があるのではないか
と感じています。

今回 ホノルル国際空港を舞台としましたが、日本からですと
ざっと浮かんだだけでも JALだけでも 羽田 成田 関西 中部 と定期便があるはず
ならば 現地に急病対応という意味での スタンバイ要員 という形で
事前手配というのは不可能なのでしょうか?

日本発の場合は スタンバイ要員確保というのはあるところですが
この辺りも 対応としては 飲酒でというのは甚だしいところではありますが
なにか事前に手が打てると思っています。

以前までに JALを飲酒により解雇された運航乗務員が
グループである 春秋航空に再雇用されているといった話も話題に挙がりますが
この点 某企業においてもある話ではあるので、さほど驚いておらずですが
ブログをご覧のみなさまにおかれましては どのようにお感じになりましたでしょうか。

タヌキ猫が知る限り、日本航空のパイロットのみなさま
安全運航に対し、強い意志とそのための努力を重ねている方を知っています。
全てのパイロットが今回の事案のように思われてしまうのがホント悔しいです。

もちろん 安全運航の堅持ができなければ 日本航空といえども存続する必要なし
と 公共輸送に携わる仕事をしてきた父を見てきていますので
ホント、嫌というほど その努力を見てきているところですが
飲酒対策はもちろん これからも続けていくべき案件ですが

事態が発生した時の対処法について 日本からパイロットの補充を待つのではなく
海外においても 事前にスタンバイ要員が確保できないかなど検討すべきでは
と私案ながら思った次第です。

今回は 2025年9月4日 日本航空発表 2025年8月28日(現地時間)に発生しました
運航乗務員の海外滞在先の飲酒による遅延について いくつかの航空ニュース様
も引用させて頂く形で、自分なりの意見も交えて記事にさせて頂きました。

今回の事案は大変シビアな内容と思っています。
コメントに関しても ブログ管理人権限にて掲載に制限をかける場合があります。
今一度 安全運航堅持について またその対応策について
違った角度からも検討すべきと感じました。

うまくまとめることができずで申し訳ないところですが…

タヌキ猫でした。



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