タヌキ猫です。
JAL工場見学 SKY MUSEUM 体験記
03 FUJI号スペシャル DC-8 機首 見学 編
をお送りします。
*撮影日 2022年06月03日
*一部撮影した順番と異なります。
JAL工場見学 は予約をすれば無料で
ミュージアム体験+格納庫見学 とできますが
DC-8 機首を見学するコース FUJI号スペシャル は
JALダイナミックパッケージ「フライト+宿泊施設」
の予約が必要となっており オプショナルとしてのみ
見学することができます。(プラス1,000円)
今回 タヌキ猫は このFUJI号を見たいがために
フライト+宿泊予約を入れました(笑)
(↑ 久しぶりに新千歳行きたくなっちゃってね)
見学時間こそ 10分とないかと思いますが
どうぞ JAL DC-8 在りし日を想像しながら
ご覧頂けたらと思います。
それでは 続きをお楽しみください。
JALのWebサイトでは、航空券の予約、購入をはじめ
運航スケジュール照会、空席照会、運賃案内など
お客様の空の旅をサポートしております。
期間限定 JALダイナミックパッケージ(航空券+宿泊) タイムセール
(購入/予約/検索にご利用ください)
初めて お目にかかることができました
JAL DC-8-32 富士号 機首でございます。
(以下 DC-8 と表記します)
JAL / 日本航空 が初めて導入したジェット機
だそうで 1960年 羽田=サンフランシスコ線 に投入
それまで JAL主力機として活躍していたのは
プロペラ機である DC-6 / DC-7 だったそうで
羽田=サンフランシスコ間 DC-6B だと 31時間
(寄港地 / ウェーキ島・ホノルル)
DC-8 だと 14時間30分で結んだそうですから
(寄港地 / ホノルルのみ *天候次第では寄港地増える場合アリ)
画期的なことだったことと思います。
DC-6 よりも 300km/h以上速く飛行したそうで
ジェット機になったことで高高度(1万m前後)を
飛行できるようになったことで
プロペラ機 (高度5,000m前後)とのことで
天候の影響を受けづらくなったり
気流の乱れによる揺れが大幅に減ったそうです。
さっそく DC-8 機首 (操縦席-ラウンジ)
を見学するわけですが グループごとに入場
また 機首では コックピット / ラウンジ と
交互の説明となりました。
機首へと上がる階段は 大変揺れやすく
スタッフの方が抑えながらですので不安定です。
DC-8 コックピット でございます♪
えっ 4席もあるの??? って思ったら
当時は 機長 副操縦士 の他に
エンジンなどをチェックする航空機関士
現在地針路測定や航空法上のデータを算出する
航空士 と 4名乗務していたそうです。
この時代は コックピット内に斧が常備されており
不時着時などに備えてのもの…
今じゃ ありえない代物だと思います。
天井には 天体観測に使う六分儀が備えられる
機器が設置されていました。
SKY MUSEUM内で見た この黒いのが 六分儀 ですね
いやぁ~ それにしても計器類多いなぁ
酸素マスクが まさに軍用っていう感じですよね
いやぁ~ 全然見ても分かんないやぁ
B747型機のコックピットを 成田航空博物館
にて見たことがありますが それよりも
分かんないよぉ~ 計器類…
タヌキ猫でも分かるのは 車輪と フラップレバーかなぁ
その形になってるからねぇ~
まぁ スロットルレバーくらいは分かるけどさぁ
ホント、見ているだけでアタマ痛くなりそう (苦笑)
やっぱり憧れてしまう 機長席(笑)
ホント タヌキ猫の時は 1グループ4名を
2名ずつで コックピットとラウンジで
分かれての説明となりまして
トータルでも 10分ですから 写真を撮る場合は
ホント忙しいと思います。
コックピット すぐ後ろには ラウンジ
当時は ファーストクラス利用者のために
ラウンジが設けられていたそうで
また豪華な造りですよねぇ
DC-8は 定員104名にて ファースト36名 / ツーリストクラス68名
にて運航していたそうです。
なんか この JAPAN AIRLINES のロゴが
カワイく感じたので一枚♪
って、ドア これでよくもったよねぇ。
一番左についているのは 逆さ鶴丸かなぁ
なかなか今の航空法では絶対に無理であろう
内装が見て取れますよねぇ
扇子が飾ってあったんですねぇ
座席のあのデカいの読書灯ですって
布製カーテンには驚き
収納棚には 蓋もなかったんですねぇ
右下に少し映っているのは
CAさんが使う黒電話(笑)
マジかぁ~ よく見ておけば良かったなぁ
それにしても 優雅な座席ですよねぇ
シートには 西陣織を採用
梅の装飾画に目を引かれますが
花器 絵画などの展示もありました。
なんといっても 灰皿があるっていうのが
時代だよねぇ~と感じたところ
ちょっとずらして撮影してみましたが
花瓶なんかも結構今じゃ考えられないような
のがついていたんですね
普通にこの障子風になっているのは
本物の木材だそうで、今だったらアウトでしょうね
もちろん この頃は 着物による接客を
実施していた頃でしょうから ホント今とは違います。
個人的には 後年になるとは思いますが
JALのロゴが古いなぁ~って(笑)
写真こそ撮影禁止でございましたが
天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)が
ご搭乗された時の写真も SKY MUSEUMにて
展示されており このシートが背景に映っていました。
ホント時代を感じさせる歴史的遺物が
こうやって保存されていることに
感謝したいですよね。
行かれるとイヤでも分かることですが
ホント独特の匂いがする機内にて
これが当時からなのか のちの保存作業によるもの
なのかは分かりませんが… いやぁ~すっごい匂いねぇ
タヌキ猫は… うん現地までモタナイよぉ(笑)
結構、飛行機独特の匂いってあるじゃない?
787とか快適になったので忘れかかっていましたが
それこそ 777も現行シートになる前の頃は
結構 タヌキ猫なんかは ヨーロッパまでたどり着くの
大変だったんだよねぇ… (笑)
ロシア上空で顔面蒼白になった自分の顔を
ラバトリーの鏡で見ながら もつかなぁ~
なんてやってたからなぁ
DC-8 / DC-10 と機内の匂いは独特だったようで
その当時 飛行機で移動されていた方は…
ホント強いなぁ~って 私事ながら思った次第(笑)
現在も JALは鶴丸採用をしておりますが
当時の鶴丸は今とはまた違っていますよねぇ
いかがだったでしょうか?
ご覧頂きましたのは JAL DC-8 / FUJI号 機首
1960年から74年にかけて 約14年間
空を飛び続けました。
1974年11月1日に退役をしてからは
整備の訓練用として使われまして
のちにその歴史的価値から保存がされたそうです。
タヌキ猫が前回 2014年に訪れた時は
まだ DC-8 機首は M2格納庫にはなく
別場所保管にて 非公開だったかと思います。
ブログをご覧のみなさまにおかれましては
JAL DC-8-32 搭乗されたことのあるお客様
または 乗員として乗務されたことのある方
もいらっしゃることと思います。
JAL主力機として 約27年間にわたって
ビートルズ来日時も DC-8
1967年 世界一周線 / 1972年 パンダ初来日
など まさに時代を象徴する場面にいたんですね。
DC-8 シリーズは 日本の地名が
愛称として採用され この機材は富士号
現在の最新ワイド機材と比較してみますと
DC-8-32 / 全長45.9m / 全幅43.4m
B787型機 / 全長約57m / 全幅約60m
ということで DC-8がいかに細いかがわかるかと思います。
空気の取り入れ口がコックピット下にある
っていうのも今とは違いますもんね
それもあって 床が冷えるために暖房カーペット
が敷かれていたそうです。
DC-8 細長い優雅なフォームから
空の貴婦人 と呼ばれていたそうです。
のちに時代は B747型機といった
ジャンボジェットの時代になっていくわけですね。
DC-8機種部分の見学自体は 10分あるかないか
という大変短い時間であります。
もちろん、その短い時間で、ブログで書かせて頂きました
全ての情報を教えて頂けるわけではありません。
今回 GQにて掲載された内容を参考に
写真に合わせて参考資料として掲載させて頂きました。
タヌキ猫としては 絶対に見てほしいと思います。
JAL工場見学 は予約をすれば無料で
ミュージアム体験+格納庫見学 とできますが
DC-8 機首を見学するコース FUJI号スペシャル は
JALダイナミックパッケージ「フライト+宿泊施設」
の予約が必要となっており オプショナルとしてのみ
見学することができます。(プラス1,000円)
興味がある方は ぜひ体感して頂きたいですね!!
やっぱり自分の目で耳で鼻で
JAL DC-8 を感じて頂きたいですね!!
次回は 格納庫見学としまして M2格納庫
を巡って行きたいと思います。
どうぞ次回の更新をお楽しみに♪
タヌキ猫でした。
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