タヌキ猫です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響
によりまして、先行きの見えない航空業界において
三菱重工業は、三菱航空機の人員を削減する
方針を固めました。
2020年02月06日 6度目となる納入延期を発表した
三菱スペースジェットですが、
今回の人員削減により量産機の製造中断
米国の開発拠点閉鎖も含めて検討
としているそうで、
三菱航空機のサイトをみると
米国三菱航空機株式会社、レントン
米国三菱航空機株式会社、ダラス
が対象となるようで
タヌキ猫がお邪魔致しました
モーゼスレイク空港にて展開している
米国の飛行試験拠点
「モーゼスレイク・フライトテスト・センター」
に関しても例外ではないとのこと
前年度1,400億円の開発費を600億円程度に圧縮
ということで事業計画自体が開発中止に追い込まれるのでは?
と危惧されるところですね。
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(写真は2019年04月04日 モーゼスレイクにて撮影)
当初計画では2021年よりJ-AIR
MRJ70(78人乗り)+MRJ90(92人乗り)32機
順次導入ということで、2028年までに
J-AIRが保有する全機材更新予定
となっておりましたが…
到底、実現できぬ状況となっており
つなぎとしてエンブラエルを入れておいたのが
良かったといった状況ですよね(汗)
さて、こちらはANA塗装のMitsubishi SpaceJet
当時はMRJ / 三菱リージョナルジェット
という名称だったので機体に「MRJ」
と入っておりますが
モーゼスレイクを訪れた際は実はこちらの
ANA塗装機が先に撮影できたんですよね…
ただこの時はJALシアトル線就航初便で
訪れたときでしたので、ブログ記事にそぐわず
ということでお蔵入りとなっておりましたが…
いやぁ~この初号機がローンチカスタマーである
ANAに納入されなければ、J-AIRの納入は始まらず
やはり、ブランクの開いてしまった
国産ジェット機の夢はなかなか
実現しそうもありませんね…
このまま縮小から計画中止へと追い込まれてしまうのか
実に心配が尽きないところであります。
タヌキ猫が訪れた時は、確か
モーゼスレイクの空港長さんのお話で
三菱の人が400人働いているというお話を
伺っておりまして(関連を含めてだと思いますが)
その皆さんのご苦労が就航実現という目標に
到達することを願ってやみません。
ずっと正念場が続いている三菱スペースジェットですが
今度関連記事を書く時は、明るいニュースを
ぜひ書きたいものです。
タヌキ猫でした。