タヌキ猫です。
国内航空会社第3位のスカイマークエアラインズが
経営破綻 民事再生法 申請 となりました。
遅かれ早かれ、このような事態に追い込まれるであろうとは予想
されていましたが、それにしても少々早かったですね。
路線再編や機材売却・ファンドに出資を募るなど努力を重ねていましたが、
今年度最終赤字が136億円にも上る予想となり、申請に踏み切りました。
スカイマークは平成10年 羽田=福岡線に就航し、
JAL・ANAといった大手航空会社で寡占状態にあった価格設定に
風穴を開ける象徴として、注目された時代もありました。
しかし、LCCの台頭により、高付加価値をつけたJAL・ANAといった
大手航空会社と、低価格料金で勝負するLCCとの狭間にて、
独自色を出せなくなっていきました。
二転三転・就航したと思ったら撤退はお家芸かと思っていましたが
機材の大型化により、収益拡大を狙いましたが、裏目に出た上に
A380のキャンセル問題等が尾を引いた形となり、最近では、共同運航
の相手先として、JALにするのか、ANAにするのか、3つ巴にするのかで、
揺れに揺れたスカイマーク 記憶に新しいところで言えば「ミニスカート」問題
でタヌキ猫は寒気を通り越して、吐き気を覚えましたが。
「客寄せ」と発言した西久保社長は今回の破綻の責任をとって辞任
とのことですが、遅きに失した感は否めません。
よくも、あのトラブル続きの際に社長交代とならなかったなぁと
不思議な航空会社だとは思っていましたが。
現在13空港27路線(経由含む)をもつスカイマークですが、
今後の運航は当面続ける方針とのことです。
かつてJALが破綻した時のように、復活することができるのか
はたまた、餌食となるか、現状、厳しい状況下におかれている
航空業界にとって、発着枠を含めた今後が大変気になるところです。
またJAL破綻時に約450名の方が転職されたと聞いておりますが、
まさかの2度目を経験されている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
残念でなりませんね。
今後、スカイマークがどのような方向へと向かっていくのか
タヌキ猫のブログでも、注視したいと思います。
タヌキ猫でした。