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2017年度 JALはどこへ向かう?

タヌキ猫です。

いよいよ11月に入りまして、2016年も残すところ
あと2か月となりました。

12月には、JAL新規路線計画の話などもチラホラと
聞こえてくるものと思われます。

というのも、JALグループ中期経営計画(2012-2016)が
いよいよ2017年3月いっぱいをもちまして、終了となりますし
先の経営破たんにより格差是正のためにと設定された

国土交通省・航空局による監視「日本航空への企業再生への対応について」
いわゆる8.10ペーパーの効力も2016年度末をもって失われます。

いよいよ格差是正と念仏を唱えていたエアラインの横暴に
一矢報いることができるかが注目されます。

もちろん、JALでは中期経営計画でも述べられている通り
かつてのような「規模」は求めないとしていますので、
2016年度末に外される予定の「足かせ」によって
大胆に操縦桿を切るようなことは現実的にはないかとは思いますが。

日本航空 国際線

JALのWebサイトでは、航空券の予約、購入をはじめ
運航スケジュール照会、空席照会、運賃案内など
お客様の空の旅をサポートしております。

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既に、ブログをご覧の皆様もご存じのとおり、
JALニューヨーク線(JL006/005)が成田発着から羽田発着へ移行
を検討という報道はご存じかと思います。

先の羽田空港発着枠を巡る駆け引きでは見事なまでに
ANAに完敗させられましたからね・・・。

その縛りも2016年度末をもって解除されるということで、
次期夏スケジュールからの移行が濃厚との報道です。

確か、あの時はブログをご覧の皆様も、移行ならニューヨーク線
シカゴ線あたりが順当ということでコメントを頂いていたかと思います。

いずれも、ANAに先行される形とはなってしまいましたが・・・。

JALの場合はニューヨーク線(JL006/005)が羽田へ仮に移行しても
自社運航便(JL004/003)が成田より就航しています。

シカゴ線(JL010/009)においてもコードシェア便のアメリカン航空が
成田発着便を有しておりますので、どこぞのエアラインのように

成田縛りといわれる紳士協定違反をして平然としていられる
だけの厚顔にはあたらないということですね。

それに伴い、羽田発着のホノルル線は成田に移管か廃止
になるかと思います。

ホノルル線においては、JALだけで需要を賄い切れず
他社に流失している感が否めません。

ANAにおいては、A380をホノルル線に投入ということで
まさに黒船級かと思いますが、一部報道によれば
飛ぶ鳥落とす勢いのANAをもってしても

羽田のA380規制(後方乱気流の影響)を変えることができず
成田発着での就航が濃厚という噂ですね。

ビジネス路線ではないので、羽田就航にそれほどの魅力がない
と言われれば、それまでなんでしょうが・・・。

そんなANAですが、8/9付定例会見でも述べているように今までの傾斜配分
により「一定程度の効果はあった」とするものの、

今後も羽田空港の発着枠拡大時に発着枠の傾斜配分を求める方針
を発表しました。

さすがはANAだなと思わせる発表に開いた口が塞がりませんが
ようやく傾いた(破綻した)JALが着実に足場を固めてきたところに
よもや、再び傾かせるような政策を国自身が取らないだろうかと

ご熱心なロビー活動に国の政策が左右されないかと心配しているのは
タヌキ猫だけではないかと思います。

再び、国の政策の名のもとにJALを必要以上に縛り付けるならば
JALは傾くことでしょう。

あまりにも飛行機が傾き過ぎて旅客輸送時に背面飛行
をしているようなエアラインにはなりたくありませんが、
ここ数ヶ月は、どのような方針を国が新たに出してくるのか
注目されるところです。

ANA派の皆様には、ムッとすることもあろうかと思いますが、
JAL派のタヌキ猫にとっては、よくもまぁここまで自制して書けたなと
思っています。もちろん、JALにとってANAは必要不可欠な競争相手
であることは、タヌキ猫も承知の上で書かせていただいております。
(JALファンであっても、ここがまだまだANAに負けてるって思うところ
多々ありますので・・・)

さて、そんな前段階のお話はここまでにして、2017年度JALは新規路線開設に
踏み切ることはできるでしょうか?

色々と聞こえてくるのは、かつて就航していた路線復活の話ばかりですよね。
昨年、記憶に新しいところですとイタリア・ミラノ線
オーストラリア・パース線といったところでしょうか。

機材変更でアメリカ・ダラス線が大型化なんていう話も
伺ったりはしますが、現時点では噂に過ぎません。

かといって、ジェットスタージャパン設立時のような経緯もありますので、
いずれの話も興味深く思っているところです。

オーストラリアにおいてはワンワールドアライアンスメンバー
カンタス航空がいるにしても、イタリアにはいません。

この辺をどう考えるかですよね・・・

マドリード就航についても、先にイベリア航空が週3便からのスタート
ということで、まだまだ様子見のところがあります。

タヌキ猫としてはベルリン、このあたり来てもらいたいなぁ~と思って
いるのですが、未だに新空港開港の見通しも立たず、また
ワンワールドアライアンスメンバーのエアベルリンの足元が
かなりふらついているようですからね・・・(汗)

デュッセルドルフなどは、ANAに先手を打たれましたしね・・・。
デンパサールもなかなか期待大なところがありますが、

JALが就航していたころの競争相手であるガルーダは、かつての評判の悪い
エアラインから随分と脱却しましたよね(←これは驚き)

B787だからこそ収益が見込めるのではないか?
と感じたのはラスベガス線ですね。

かつて、短い期間就航していたようですが、カジノの街のイメージが
強い同市ですが、観光においても、人口においても見込みがあるのかな
なんて、素人目には行ってみて感じました。

もちろん、ロサンゼルスを拠点にアメリカン航空で経由
というネットワークは構築されているものの、

ご存じのとおり、米国での乗継は体験したことがある人は
お分かりかと思いますが・・・辟易するんですよね・・・。

今後も季節運航便でなければ、需要が見込めないような
路線はチャーターフライト扱いになるのでしょうが、ブログをご覧の皆様

2017年度のJAL国際線どのような動きがあると予測
されますでしょうか?

もちろん、JAL保有機数により、運航が回せないなどの話は
タヌキ猫はJALの人間ではありませんので、知りえませんが
ようやっと破綻から乗り越え、着実に一歩一歩足場を固める
5年だったと思います。

破綻から再生に至る過程においては、多くの犠牲を払ったことは
いうまでもありませんが、ここでJALが立ち止まってしまえば、

その犠牲も無に期してしまいます。植木社長のおっしゃる
かつての規模を求めないという言葉もありますので、
急激な変化はないかと思いますが、

やはり一JALファンとしては、なにか期待をしなければならない
と思っています。

格差としては、JALとANAのクルーでは未だにANAの方が高待遇ですよね。
普段利用客としてみることは無いかと思いますが、

ANAパイロットはハイヤーでクルーは乗り合いバス
JALパイロットはクルーと一緒に乗り合いバス

場合によってはフリーシャトルでご一緒なんていうこともありました(滝汗)
今でも、そんな境遇でクルーの皆さんは頑張っています。

2010年01月の会社更生法による破たんを迎えたJAL
今こうして、破たんから7年目となる2017年にどんな
ビジョンを描くことができるかが今後のJALの行方を左右します。

一歩一歩、着実に積み上げ直しているJALの皆様には
ホント頭の下がる思いですが、ここに来て、

一JALファンのタヌキ猫の目からみても「緩み」を感じる
ことが、チラホラと見えてきました。

過当競争により、サービスの低下がある面もありますが、
気を引き締めていかないと、ANAには勝てないでしょうね。

JALらしい「おもてなし」の心をおろそかにすれば
再びJALは非難の的となってしまいます。

未だに、タヌキ猫がJAL派と知ってか知らずか
「昔のJALはね・・・」と耳の痛い話を聞かされることもあります。

そこに戻ってしまうようならば、JALがJALとして存続していく
必要はないと思っています。

かつてタヌキ猫のブログは「JAL10:ANA00」でしたが今は
「JAL08:ANA02」になっています。(気持ちの面でね)

JALで働くほとんどの人が未だに高いモチベーションで
お仕事をされている姿に尊敬すらする面もありますが、

残念なことに「お前、本当に日本航空か???」という人間が
いるのも事実です。

そんな幻滅させられることもあるけれど、タヌキ猫はこれからも
JALを応援したいと思っています。

今後、どのような発表がされていくのか、またどんな圧力がかかるのかは
分かりませんが、新規路線開設&復活に関するニュースが
どのように流れてくるのか、大きな関心と共に注目したいと思います。

2017年度 JALの舵きりに注目したいと思います。また新たに公式発表等あれば
タヌキ猫のブログでも書いてみたいと思います。
(最近はJAL公式発表の遅さに戸惑うこともありますが・・・)

タヌキ猫でした。

明日の空へ、日本の翼
JAL 日本航空 国際線航空券



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