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日本航空 2年連続の事業改善命令

   

タヌキ猫です。実に不名誉な話ではありますが
避けては通れない事案として

日本航空は立て続けに発生しました
飲酒事案によりまして昨年に続いての

「航空輸送の安全の確保に関する事業改善命令」
が下りました。

(昨年の模様はコチラ↓)
国土交通省 日本航空に対し 事業改善命令

以下は2019年10月8日付 日本航空 発表文です。



 

これまで、一連の飲酒事案を受けて乗務員のアルコールに対する意識改革
および乗務前のアルコール検査の強化を図ってまいりましたが

今年度に入っても、運航乗務員が乗務前のアルコール検査
においてアルコールを検知した事案が3件発生しました。

こうした事案に対して、本日、国土交通大臣より
「航空輸送の安全の確保に関する事業改善命令」を受理いたしました。

お客さまをはじめご関係の皆さまの
信頼をさらに失うこととなり、深くお詫び申し上げます。

昨年12月に事業改善命令を受け、さまざまな施策に取り組んでいる中で
今年度に入っても連続して同様の事案を
発生させていることを大変重く受け止めております。

今後、再発は許されないとの強い危機感を持って
再発防止に向けた取り組みを迅速に徹底し

信頼の回復に向けて全力で取り組んでまいります。



 

実に悲しいですよねぇ…
タヌキ猫のブログでも経営破綻後の「最大の危機」
ということで、昨年、改善命令が下ったあとに

記事で書かせて頂きましたが…
赤坂社長、慰霊登山の折、御巣鷹で誓った言葉が
ただたた虚しい思いをされていることと思います。

昨年の改善命令が下ったあと、JALもただただ
手をこまねいていたわけではありません。

事業改善命令に対する報告ということで
再発防止策を講じてきたことは
タヌキ猫のブログでも書いてきた通りです。

(その時のブログはコチラ↓)
JAL 事業改善命令等に対する報告を発表

むしろ当面、乗務24時間前からの飲酒禁止
に関しては、反対の立場を取ってきました。

今回の改善命令に対する報告並びに防止策
を講じざるを得ないところですが…

ここからはタヌキ猫の考えではありますが

パイロットにもっと余裕あるスケジュールを!!

ただただ、上がギャンギャン言ったところで
現場が疲弊していては

正直なところ「ムダ」ですよね

無理をやりくりしている以上
そのしわ寄せは操縦桿を握るパイロット
に全て、のしかかってくるわけでして…

どうしても、うちの父も既に定年しましたが
バスということでジャンルは違えども
公共交通機関の一翼を担ってきたこともありまして

それはそれはハードなスケジュールでして
色んな面でギリギリなところでやっていました。

その重圧たるや「人の命を預かる」重み
しかも定時運行ということで毎日毎日の
重圧で端から見ていても大丈夫か?

と思ったほどでしたから…

もちろん、ハンドルを握る以上は
失敗の許されない仕事として

比較してはならないのかもしれませんが
バス以上に多くの乗客・乗員の命を預かる仕事
として、また国際線においては長距離ともなりますと

10時間を超えるフライトですから
それは、ものすごい重圧がかかると思います。

もちろん、だからといって飲酒していい訳がない

これは、うちの父もハンドルを握っていましたから
それはそれは「飲酒」については
厳しかったですので「粕漬け」もNGでした。

それもあって、未だに父の前では
お酒は飲みませんからね…



 

やはり、根本的な問題として「パイロット不足」
が挙げられるかと思います。

かつてのようにJAL / ANA といった大手航空会社
以外にもLCCなど航空会社が乱立し

また、中国をはじめとする外国航空会社との間で
パイロットの獲得競争が続いている状況において

圧倒的にパイロットが不足することにより
かつてのような余裕のあるスケジュールを組めない

このことが、よりパイロットを追い込んでいるのでは
ないでしょうか?

パイロットにおける待遇に関しても
経営破綻後に比べれば、改善はみられたものの

ANAと比べてみても、その差は未だ埋まらず
外国航空会社と比べるとさらにその差がありまして

なにもJALで頑張らなくても…
という声があるのもまた事実です…

意外と外国航空会社パイロットで
元日本航空勤務という方が多いことに
ホント驚かされるところですよね…

かつての日本航空パイロットのイメージでいくと
今の状況は「幻想」なのかもしれません…

いくら、上っ面 / 体裁を整えたところで
現場が疲弊していたら、何の意味もありません。

それは、昨年の改善命令で報告した内容
を実施しても、今年3件も同様事案が発生した
ことをみれば、明らかではないでしょうか。



 

人を育てる

もちろん、簡単にできるものではありませんし
時間が大変かかるものでもあります。

また、長年勤務されてきた方々が定年を迎える中
において喫緊の課題というよりも

明日の翼はないという危機感が無ければ
JALが再び信頼を得ることはないでしょう。

残念ながら今のJALに
経営破綻時の危機意識がない

これは、JALファンのタヌキ猫が感じる
今の日本航空です。

もちろん、JALがなにもしてこなかった
わけではないことは、JALを中心に書いてきた
タヌキ猫ですので、分からないわけではありません

が、しかし一たび事故を起こせば
どうなるか

日本航空が知らないわけがないわけでして…



 

現場の第一線で活躍されております
CAさんであったり、ホント素晴らしい方々が
未だにいらっしゃるからこそ

今のJALは成り立っていますが、
もうちょっと待遇改善など現場の士気を高める
手を打っていかなければ、

パイロット不足に拍車がかかり
今以上に厳しい局面を迎えることとなります。

今回は、2年連続の改善命令が日本航空に下った
ということで、タヌキ猫なりの改善策を書いてみました。

皆さん、人それぞれに考え方は異なるかと思います。
もはや、上へのパフォーマンスだけでは
成り立たないということを自覚して頂きまして

今の現場を理解した対策が講じられることを
切に切に願いたいと思います。

今回は、二年連続となってしまいました
日本航空に対する「航空輸送の安全の確保に関する事業改善命令」
について書いてみました。

タヌキ猫でした。

 - ひとりごと, JALネタ