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JAL 運航乗務員飲酒法令違反 経過について

      2018/11/27

タヌキ猫です。JALロンドン線(JL044)において
副操縦士による基準値を超えるアルコール値が検出され
英国当局に逮捕、拘束されている事例は以前に
ブログにて書いた通りですが…

(↓その時のブログはコチラ)
JAL 運航乗務員 飲酒違反にて逮捕

2018年11月16日付で日本航空より
【お詫び】運航乗務員の飲酒による法令違反
に関する調査経過と再発防止策について

発表がなされていますので、文書を引用しまして
書かせて頂きます。



 
〔調査経過〕
当該副操縦士の社内でのアルコール検査において
アルコールが感知されなかった要因について、

11月1日に検査方法が適切であったか質問したところ、
「申し訳ございません。」という発言をしています。

また、社内で検証した結果、使用したアルコール感知器は
不正をすることもできるという結果を得ています。

こうしたことを踏まえ、当該副操縦士は測定に
必要な呼気を感知器に吹きかけず、
意図的に不正な検査方法で検査を行ったと認識しています。

機長2名がアルコール臭に気がついていなかった
という点について、両機長は、4度にわたる詳細な
聞き取り調査において、アルコール臭に気が付かなかった
と発言しています。

また両機長は、副操縦士が距離を置こうとしていた
様子であったとの認識があり、
アルコール臭に気が付かなかった可能性が考えられます。

機長やアルコール臭に気づいたバスの運転手を含む、
当該副操縦士に接触をした関係者(客室乗務員、保安担当者など)
計13名(社内関係者5名、社外関係者8名)に
聞き取り調査を行いましたが、
バスの運転手以外からはアルコール臭
に気づいたとの申し出はありませんでした。

2名の機長は、測定時の相互確認を
怠っていたことが判明
しました。

制限値を超えるアルコールが検出されるほど
多量の飲酒を行った要因としては、
今回の事例を受けて調査したところ、

当該運航乗務員の安全、および酒精飲料にかかわる
規定順守の意識の低さや、アルコールの影響や分解能力に
関する認識の欠如、旧型感知器では不正な測定が可能である
との認識を持っていた可能性などがあげられます。



 

〔再発防止策について〕
実施済みの対策
旧型アルコール感知器の正確な
使用方法の徹底(10月30日実施)

文書などによる事例周知および注意喚起(11月1日実施)

アルコール検査の際の地上スタッフの立ち合い
(国際空港は11月1日、国内空港は11月9日より開始)

当面の間の乗務開始の24時間前以降の飲酒の禁止
国内・海外滞在地における飲酒の禁止(11月1日より開始)

今後の対策
海外空港への新型アルコール感知器の配備
(11月19日までに配備完了予定、ロンドンは11月1日に配備済み)

運航規程における、アルコール検査時の
呼気中アルコール濃度の制限値の設定
(可及的速やかに実施。具体的な実施日は調整中)

制限値を超えるアルコールが
感知された場合の厳罰化の明文化
(可及的速やかに実施。具体的な実施日は調整中)

アルコールの影響による健康状態に
何らかの兆候が見られる社員へのフォローアップ
(2019年2月1日より実施予定)

客室乗務員、整備士、運航管理者、
グランドハンドリング従事者へのアルコール検査の導入
(可及的速やかに実施。具体的な実施日は調整中)

アルコールの正確な知識の付与・確認
や各種酒精飲料の適度な摂取量の周知
(12月末までに実施)

グループ各社も含めた上記再発防止策の実施
(可及的速やかに実施。具体的な実施日は調整中)



 

以上、日本航空発表の経過報告を掲載させて頂きましたが
やはり本人の自覚の無さ

これは言うまでもありませんが
検査体制が不備だった面が大きいですよね。

テレビなどの報道による同じ乗務するクルー同士で
相互確認っていうのが、ずっと引っかかっていましてね。

経過報告によれば測定時の相互確認を
怠っていたことが判明ということで
やっぱりなって思いますし、

他の業界だと、これってありえないですよね?
自分の父親がバス会社勤務だったこともありますが
アルコール値のチェックは営業所の担当によるチェック
を必ず受けることになっており

もちろん、チェックにひっかかれば一発アウト
当然、乗務から外されました。

それもあって、うちの父親は奈良漬けさえも
食べませんでした…。

もちろん、バスの運転手と飛行機の操縦士を
同じ天秤にはかることはできませんが、

お客様を安全に目的地まで送ること
この一点は共通すると思います。

今回の事象に伴い、地上スタッフ立ち会いによる
検査実施が開始になったということで
遅きに失した感がありますが、ひとまずは
安心できる対策かと思います。

他にも実施されるプログラムはまだ
具体的な内容が無く、実行性に疑問符がつきますが

「安全」これを置き去りにするならば
日本航空は終わり
ですし、

なによりも、誰よりも「安全」を
忘れてはならない航空会社
だと思っています。

2015年07月に羽田空港 新整備地区
JALメインテナンスセンター1内にあります
日本航空安全啓発センターに現役の

JALグループ社員の方と一緒に施設で説明を
受けましたが、この時はJALグループ全社員が
全員こちらの施設で研修を行っていると伺いました。

あれだけのアルコールを摂取した状態で
約12時間に及ぶフライトを安全にできたのかと
この場で言えるのでしょうかね。

現在は、当の本人が拘束中の為、これ以上の話は
出てこないかとは思いますが、今後の経過等あれば
また、ブログにてもご報告できればなと思います。

タヌキ猫でした。

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