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スカイマーク 再建なるか

タヌキ猫です。

このほど民事再生手続きを進めているスカイマークにて
動きがありましたので、ちょっとまとめて書いてみたいと思います。

2015年01月28日 民事再生法申請により
スカイマークエアラインズは経営破たんとなりました。

A380型機購入に関する問題が大きな要因と言われますが
A330-300といった大型機材が収支を圧迫するという悪循環に
陥ったのは、記憶に新しいところかと思います。

そんなスカイマークA330-300型機が、ひっそりと4月に羽田から
その姿を消しました。

 
2015年02月01日より、スカイマークA330-300型機は運航停止に
追い込まれ、羽田空港貨物地区の方にあるスポットにしばらく
留め置かれていたのは、ご覧になった方もいるかと思います。
 
この日、スカイマークの整備場前にA330がきていたので、
いよいよ、羽田から離れる日が近いんだなぁ~と感じていました。

 

社名変更の話もありますが、民事再生手続きを進めるスポンサーが
2015年4月22日 難航しておりましたが結局のところ
ANAホールディングスをインテグラルとの共同スポンサーとして決定
 
スカイマークにとっては、経営破たん前に、ANAには支援を打診し
袖にされているだけに、今回のスポンサー決定に、少なからず
苦々しい思いでいる方も、いらっしゃるかと思います。

JALへの支援打診は圧力がかかり スカイマークにとっては
ホント厳しい状況下にあったかと思います。
 
他にも、複数の企業がスポンサーとして入りますが、
その出資比率に「さすがはANA」とタヌキ猫は感じました。
 
インテグラルが50.1%、ANAホールディングスが最大19.9%ということで、
出資比率が20.0%を超えると、発着枠の再配分が検討されるということで、
ギリギリで再配分されないようにし、最大限影響力を行使できるというのは
さすがですね~と恐れ入った次第です。
 
再生計画案認可決定が確定した後、スカイマークの取締役は6名となるそうで、
会長を含む3名はインテグラル、社長1名をANAホールディングスが指名し、
他の2名は他の出資者を含めて協議し、決定するということで、
抑えるところはしっかりと抑える戦術にANAの「したたかさ」
タヌキ猫は感じざるを得ませんね。

 
これにて、羽田空港の発着枠はJAL・ANAといった区分で見れば
ほんの数%、JALが上回るものの、ANAの出資等を鑑みてみれば、
実に6割はANAといった具合になりまして、未だに競争を歪めている
とご発言されますトップはどのようなご見解をお持ちなのか伺ってみたいものです。
 
経営破たんに伴い、税制優遇されているのは事実ではありますが、
これは「期限」があります。発着枠に関しては、相当なことが無い限り
ずーっと続くものです。これをもってしても「歪める」と言われるのか。
 
と申し訳ありません かなり脱線してしまいました(大汗)
あくまで、タヌキ猫の考え方ですので。
 
今後、どのような手法をもってスポンサー企業がサポートしていくのか
何よりスカイマークが原点回帰にて再出発ということですが、
LCCの台頭など、スカイマークの色を出しづらい状況下にあります。

5年以内の再上場を目指すということで、どこまでスカイマークの独自性
が確保されるのか不透明ではありますが、今後の展開を注目したいと思います。
 
タヌキ猫でした。

明日の空へ、日本の翼
JAL 日本航空 国際線航空券



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